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VOL.014
自分の物足りなさに
溺れそうな夜。
2008-4-12 18:15
自分の物足りなさに溺れそうな夜。
自分のことを静かに見つめてみた。
そしてあなたのことを考えた。
永い夜。
都会の夜はいつだって何かが起きている。
午前三時。どこかでサイレンの音。
火事だ。耳を研ぎすます。
浅い眠りは夢を招く。
CNNのニュースは
オリンピック聖火リレーの話題を告げている。
何がいいのか、いけないのか、
煽動することではなく、
物事の善し悪しを決めることではなく、
日々起こるさまざまな出来事の中で
アイデンティティーを刺激するもの。
あなたは何に刺激を求めるのだろう。
片方の目を閉じて、
視野の狭くなった僕は何を見つめるのだろう。
何を心で掴むのだろう。
そしていつか両目を開いたときに
不自由な心は解き放たれる。
その時を信じて僕は歩き続ける。
もっともっとという心の声に安心を覚え、
僕は片目を瞑って平均台の上に立つ。